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製品情報

ABOUT CULTIVATION

閉鎖系培養・灌流培養

01

閉鎖系培養

完全密閉型の容器内で容器を開閉することなく、容器と一連となったチューブなどを通じて培養液の交換ができる様なモジュールでの培養です。培養時または培養液交換時のコンタミリスクを軽減できる点や、培養環境レベルの負荷軽減ができる可能性がある点で注目されています。

02

灌流培養

ポンプを用いて容器内にフレッシュな培養液を流し続けて細胞培養等を行う培養法です。これにより生体系に近い条件で培養が可能になる点や、作業者の培養液の交換作業を削減することができるため人的労力やコスト削減に繋がったり、作業者における手技の差異が生じない点など利点が多いのが特長です。

CONCEPT

開発コンセプト

灌流培養

2つの培養法の組み合わせで、細胞培養における課題の多くを解決できる可能性を秘めています。
完全密閉系の容器モジュールで培養できるなら、培養環境グレードは下げることができるため設備費の投資やランニングコスト大幅な軽減、人的コストや労力の軽減、コンタミリスクの軽減、手技が入らないため工程の標準化を図りやすい、しいては小スケールで安価に自動化移行しやすい等、多くのメリットがあります。iP-TEC🄬は容器設計力と灌流技術力を用いて、「閉鎖系灌流培養」容器モジュールをコンセプトにして、開発、製品化を進めています。

TECHNOLOGY

閉鎖系灌流培養を実現する技術

ATTACHMENT

アタッチメント

開放系容器でも灌流培養を可能にするアタッチメント

ディッシュやウェルプレートを塞ぎ、閉鎖系灌流培養ができるアタッチメント。
各社プレートに適合できる寸法設計がなされています。通気可能な薄肉部を備えながら、
灌流を安定させるための構造が特許登録されています。

【特許番号】第7219978号

マイクロチューブポンプシステム

アイカムス・ラボ社製の駆動ユニットと超小型チューブポンプカセットを組合わせて
0.1~2000μlの流量を調整することができます。
装置自体が小型なのでインキュベーターにそのまま入れて灌流培養することができます。

マイクロチューブポンプシステム
使用例(6ウェルプレート)

セット内容紹介MOVIE

マイクロチューブポンプシステム実機紹介MOVIE

ポンプフリー灌流培養技術

電源、ポンプいらずの超簡易閉鎖系培養ユニット。1ウェルの培地交換スピードを切替可能(8時間、24時間など)。回収液のサンプリングも簡単です。

【特許番号】第7162226号 灌流システム(共同出願:㈱ビジョンケア様)

DEVELOPMENT TECHNOLOGY

iP-TEC®の閉鎖系容器開発技術

iP-TEC®では、細胞培養における容器ニーズの蓄積と得意とする容器設計力やアイデア力を活かして、様々な閉鎖系培養容器の開発を進めています。また、“閉鎖系”をキーワードにした周辺システムの開発も同時進行で進めています。以下にiP-TEC®の開発技術の紹介をいたします。

CONTAINERS

容器開発

PAT.P 培養液収容容器

シリコーンゴムなどを用いて、高いガス交換性を持つ流路接続ポート一体型の立体的なバッグを自在な形状で作成できる構造技術です。

PAT.P 閉鎖系培養容器-1

閉鎖系培養容器において、安定した灌流を妨げる気泡が残存しないための独自構造です。

PAT.P 閉鎖系培養容器-2

浮遊細胞の閉鎖系灌流培養を可能にする容器形態で、さらにガス交換も可能な独自構造です。

PAT.P 閉鎖系培養容器-3

容積可変型の閉鎖系培養容器。これまでにない独自の発想で、一つの容器で細胞の樹立から拡大培養まで可能にします。

SYSTEM

周辺システムの開発

PAT.P 閉鎖系iPS細胞樹立ユニット

全血から単核球抽出、遺伝子導入、培養まで全て閉鎖系を保って行える技術です。

PAT.P リーク防止チューブコネクタ

細胞培養バッグ、培地バッグ等と、チューブをつなぐためのコネクタ(バッグに溶着可能)です。
チューブをポート部に挿入した後、さらにカバーパーツでカチッと覆う独自構造。ポートの顎部とカバーパーツの内壁に強く挟まれたチューブは、強固に接続され、耐引っ張り、耐圧性能が格段に増します。