製品情報
オーダーメイド・製品開発
オーダーメイド
細胞培養容器を中心にオリジナルの形状のものを少量からでも対応できます。設計や評価用試作なども含めてご予算に応じた提案をいたします。
製品開発
お客様のコンセプトと弊社既成技術やアイデアを掛け合わせた共同開発が可能です。特に容器設計については得意としています。
開発コンセプト
容器/周辺装置設計力
専属開発チーム
iP-TEC専属開発チームが対応します
iP-TECを通じて10年間再生医療研究に携わってきたメンバーで対応いたします。
お客様のコンセプトに応じて、成型性や加工性、品質維持のしやすさ、無駄のない形状、
コストに応じた材料選定やパーツ等これまでのノウハウを基に最適な容器を
提案いたします。
培養容器だけでなく、関連する周辺機器の設計も可能です
容器はもちろんですが、細胞輸送に使用する二次容器の設計や、
培養容器に接続するパーツや装置の設計も可能です。特に最近では閉鎖系培養に伴う装置の
ご依頼も多くいただいております。
iP-TECのオーダメイドや開発は私たちにお任せください。
容器製作方法
培養容器の製作にはたくさんの工程があります。設計、試作、金型製作、成型環境の検討、包装形態、培養表面処理の要否、洗浄の要否と方法の選択、滅菌の要否と方法の選択などです。また要求品質の検討も必要です。以下に、これら工程の一部について紹介します。
試作
培養容器の製作にはたくさんの工程があります。設計、試作、金型製作、成型環境の検討、包装形態、培養表面処理の要否、洗浄の要否と方法の選択、滅菌の要否と方法の選択などです。また要求品質の検討も必要です。以下に、これら工程の一部について紹介します。
試作材料はPP、PE、PC、PVC、ABSなどの汎用樹脂、3Dプリンター材料(エポキシ系樹脂、ナイロン・PP樹脂)、鉄、アルミ、SUSなど金属加工も承ります。ご希望の試作数量が多い場合には簡易金型の製作にて対応致します。
シリコン材料の試作には樹脂型を製作致します。複数個(10~20個程度)の試作に対応可能です。
金型製作
製品を作るためには金型が必要です。必要数量の大小によっては、そのコストが大きくなります。そこで少量が必要な場合には簡易金型での成形という選択肢もございます。
<メリット>
本金型の1/2~2/3のコスト
ショット数は最大10000
本製品と同じ材質で成型可能
本製品と同じ性能を実現可能
<デメリット>
大量生産には向かない
金型の耐久性に劣る
生産環境に限界がある
<メリット>
大量生産に向いている
金型の耐久性に優れる
クリーンルームでの成形が可能
製品単価は安価になる
<デメリット>
金型コストが大きい
製品の形状修正毎に金型修正コスト発生
複雑でない形状で100個程度の試作であれば、小型金型を製作し、卓上射出成型機で制作する方法もございます。お客様のご依頼試作物の内容と、予算によって、よりよい方法をご提案させていただきます。
その他
純水によるパーティクルフリー洗浄やパイロジェンフリー洗浄など提案が可能です。
電子線滅菌、ガンマ線滅菌、ガス滅菌といった滅菌方法が可能です。材質や処理量によって最適な滅菌方法を提案します。
製造するものの目的によって一般環境での製造或いはクリーンルームでの製造、医療機器グレードに相当する環境での製造棟提案します。
オーダメイドや製品開発の流れ
開発の流れ
知的財産
iP-TECが保有する知的財産
iP-TECが開発した製品の中で独自性のあるものは特許出願をしてまいりました。まだ進行中のものも数多くございますが、2023年2月時点で権利化された特許につきまして紹介します。
培養面積を変えずに、満量時の培養液量を削減できる機能的な構造が特許登録されています。
細胞・生体組織輸送ユニット
開放系の培養容器(デッシュ、ウェルプレート、マルチ電極アレイディッシュ、チャンバースライド等)を液封、CO2 透過をしながらライブ輸送を可能にする特許技術です。
細胞を繊細に保持する軟質容器が液封シールの役目を兼ねる、シンプル構造の密閉容器です。細胞輸送容器、生体組織/臓器の移植用容器、ポート付き仕様の場合には閉鎖系細胞培養容器など、展開できる用途が幅広いことが魅力です。(共同出願:国立研究開発法人 理化学研究所)
細胞を繊細に保持する軟質容器が液封シールの役目を兼ねる、シンプル構造の密閉容器です。蓋に設けた薄肉部によって通気の確保と共に、気泡を噛まずに液封をすることができます。
ディッシュやウェルプレートを塞ぎ、閉鎖系灌流培養ができるアタッチメント。通気可能な薄肉部を備えながら、灌流を安定させるための構造が特許登録されています。
電源、ポンプいらずの超簡易閉鎖系培養ユニット。1ウェルの培地交換スピードを切換え可能(8時間、24時間など)。回収液のサンプリングも簡単です。(共同出願:株式会社ビジョンケア)
OUR WORKS
規格品のiP-TEC二次容器を切削加工で、ガス透過チャンバー仕様に。
ユーザー様のコンセプトから天井培養専用のフラスコを設計、インジェクション成形金型製作。
規格品の細胞シート輸送コンテナに、流路を設けて灌流培養仕様に。
円筒二次容器
ユーザー様ご使用の開放系一次容器を閉鎖して輸送可能にする、二次容器を製作。
リークテスター
当社のバルブ&ポンプ、流体制御設計技術を応用して、簡易な小型容器のリーク検査機を製作。
ディスプレイ
肉厚アクリルケース内に蓄熱材を設置して心筋細胞が収容された容器を二次容器に密閉して展示。