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2025年大阪・関西万博開幕!再生医療展示に貢献!
本日、4月13日から開幕しました2025年大阪・関西万博において、大阪ヘルスケアパビリオンでの再生医療に関する展示「iPS Cells for the Future」に対し、iPS細胞による心筋シートの展示に用いる容器の提供を弊社が行っております。
展示される心筋シート用容器
「iPS Cells for the Future」とは
大阪府・大阪市は、大阪ヘルスケアパビリオンにおいて、iPS細胞による心筋シートや「生きる心臓モデル」などの再生医療に関する展示「iPS Cells for the Future」の出展を行っております。
この展示は、大阪・関西の再生医療のポテンシャルと再生医療の未来を子どもたちにもわかりやすく見せることで、未来の医療への期待といのちの大切さを学んでもらうとともに、科学への関心を高め、次代の人材育成にもつなげることを目的としています。
大阪ヘルスケアパビリオンの外観 「iPS Cells for the Future」の内観
開発した容器の特長
今回展示する心筋シート用容器は、展示出展者である大阪府・大阪市より依頼を受け、株式会社乃村工藝社の運営のもと、心筋シートの開発を手掛けるクオリプス株式会社から受託を受けた株式会社サンプラテックが開発しました。
「iPS Cells for the Future」では、心筋シートの動きを大型スクリーンに投影することが決まっていたため、視認性の良い透明感のある材質を採用しました。また、心筋シートが拍動する様子を美しく表現できるようデザインを工夫し、サイズもその特性に合わせて調整しました。さらに、細胞が生存し続けるための環境を維持できるよう、pH(水素イオン濃度)やCO2(二酸化炭素)を管理できる機能を搭載し、生きた細胞に必要な培養液を適切に確保できる設計となっています。培養液を満たした状態で輸送できるため、会場への輸送のダメージをゼロに抑える安全性も有しています。
来場者の皆様に生命科学の驚異を間近で体感いただける機会を提供するため、心筋シートの美しさと機能を最大限に引き出した容器を展示いたします。
開発した心筋シート保管容器
今後の展望
サンプラテックは「いのち輝く未来」の実現に向け、再生医療の発展に貢献するべく、治療用細胞の製品容器、細胞ライブ輸送デバイス、閉鎖系灌流培養デバイスなどの開発を、「iP-TEC®」ブランドのもとで展開しています。
iP-TEC®が誕生してちょうど10年。現在、治療用細胞の製品容器開発や培養デバイス等のご依頼・ご相談が増加しております。再生医療の実用化が、いよいよ現実味を帯びてきたことを実感しています。
これからも、容器デバイスの開発を通じて、再生医療の発展を支えてまいります。